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【年代別】男性の転職に有利・おすすめな資格を解説!

転職を検討している男性の中には、資格を取得して転職を成功させたいと考えている人も多いでしょう。

資格取得は、転職を成功に導く一つの方法ですが、実務経験の長さや年代によって転職市場で有利に働く資格が異なります。そのため、それぞれの年代や自分のキャリアに適した資格を選ぶ必要があります。

この記事では、転職活動を検討している男性に向けて20代、30代、40代の各年代に最適な資格を解説します。

【20代】男性の転職に有利・おすすめな資格


20代は新しい環境や異なる業務に適応する能力が高く、未経験の分野へ転職できる可能性が高い年代です。そのため、これまでの職務経歴よりもポテンシャルや取得した資格などが評価される傾向にあります。

20代男性の転職に有利な資格を5つ紹介します。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、情報処理技術者としての知識と技能が一定の水準に達していることを認定する国家試験です。

ITエンジニアからエンドユーザーまで、IT業務に関連する人が共通して理解しておくべき基本的な知識・技能を総合的に評価します。

特に異業種からIT企業に転職する人が基本情報技術者の資格を取得していると、ITについての最低限の知識があることが証明できます。転職市場でも即戦力としてのアピールポイントになるでしょう。

TOEIC®

TOEIC®は、ビジネスシーンでのコミュニケーションを想定したリスニング力とリーディング力を測るテストです。合格基準はなく、10点から990点までの範囲のスコアで評価されます。

履歴書に記載するには、一般に600点以上が望まれます。600点以上のスコアを持っていると一般的なビジネスシーンでの基本的コミュニケーションが可能であると評価されるでしょう。

ただし、英語力が必要な職種であれば、800点以上を目指すのが理想的です。

日商簿記検定

転職市場においては、特に日商簿記2級以上が高く評価されます。経理業務に必要な仕訳技術はもちろん、企業の財務諸表を読み解く能力が身につきますので、企業の財務状態を判断し、経営に関する幅広い業務に活かすことができます。

日商簿記2級は、経理だけでなく営業や経営管理の仕事にも役立ちます。製造業では工業簿記の知識を活用して原材料費や人件費の計算・管理を行い、経営者への費用や収益の報告にも用いられます。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務状況を精査し、信頼性を検証する専門職です。受験資格に学歴、年齢、職歴の条件がなく、比較的受験しやすい国家試験といわれています。

ただし、公認会計士として登録するためには、試験合格後、3年以上の実務経験と実務補習が必要です。

USCPA(米国公認会計士)

USCPA(米国公認会計士)は、アメリカの各州が認定する公認会計士資格です。国際ビジネス能力の証として広く認知されており、海外での就職や転職、キャリアアップに非常に有用です。

会計・法務・財務などの幅広いビジネス知識とともに、高い英語力が求められます。USCPA(米国公認会計士)は、監査法人、会計事務所、コンサルティングファーム、外資系企業などで英語力を活かして活躍したい人にとって、価値ある資格といえるでしょう。

USCPAについて詳細を知りたい方は下記の記事も併せてご確認ください。

参照:アビタス「USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説」

■USCPA米国公認会計士)を取得するならアビタスで!

国際資格の専門校であるアビタスでは、転職に役立つ資格として紹介したUSCPA(米国公認会計士)をはじめとして、数多くの役立つ資格やスキルを提供しています。

特に、USCPAに関しては、講座を開講して以来6,000人以上の合格者を輩出しています。日本在住合格者の約3人に2人はアビタス卒業生です。

アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。興味がある方は、まずは無料の説明会をご確認ください。

USCPAのオンライン無料説明会はこちら


【30代】男性の転職に有利・おすすめな資格


30代男性の多くは、仕事において一定の専門性や経験を積んでおり、これまでの経験を活かした即戦力としての活躍が期待されます。

資格取得は自身の専門性を証明し、転職時のアピールポイントになるため、自分のキャリアに合致したものを選ぶことが重要です。

30代男性の転職に有利な資格を4つ紹介します。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)は、税金、保険、年金などの広範な金融知識を駆使して個人や家庭のライフプラン設計を行う専門家です。FP技能士2級以上の資格が転職市場での差別化につながるとされています。

FPには、FP技能士という国家資格と、AFP、CFP®という民間資格があり、FP技能士資格は期限なしで生涯有効ですが、AFPとCFP®には資格の有効期限が設けられていますが、更新が可能です

参照:日本FP協会「FPの資格と検定の種類」

社会保険労務士

社会保険労務士は、社会保険制度および労働問題の専門家です。企業の社会保険や労働保険の手続き代行、就業規則の作成代行、助成金の申請代行、人事・労務管理のコンサルティングなど、幅広い業務を担います。

働き方改革や人手不足対策、ハラスメント対応など現代の労務問題において、社会保険労務士の役割はますます重要になっており、需要は今後も高まると考えられます。

参照:社労士とは「全国社会保険労務士会連合会」

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引における法的知識と実務能力を有することを証明する国家資格です。

不動産の売買や賃貸契約に際し、買主や借主に対して重要事項の説明を行う独占業務を担います。

不動産業界では、一定数の従業員に対して宅地建物取引士を事務所に配置する義務があるため、宅地建物取引士の資格を持っていることで転職市場において優位に立つことができるでしょう。

参照:公益社団法人日本不動産協会東京本部「宅地建物取引士とは」

税理士

税理士は、税務・会計に関する高度な専門知識を持つ国家資格で、経営者に代わって税に関わる業務を行う専門職です。

税理士試験は難易度が高い国家資格であり、税務書類の作成、税務代理、税務相談は税理士にしか許されない独占業務です。

試験合格に加え、通算2年の実務経験を経て初めて正式な税理士として登録することができます。

参照:国税庁「税理士の登録」


【40代以上】男性の転職に有利・おすすめな資格


40代は転職市場において豊富な実務経験と専門性が高く評価される年代です。ただし、未経験分野への転職を考える場合は、資格取得だけでは有利に転職を進めることが難しい年代でもあるでしょう。

積み上げてきたキャリアや実務経験には大きな価値があるため、これらの経験をどう活かせるかに重点を置いて資格を選ぶとよいでしょう。

行政書士

行政書士は、法律専門家として官公署への各種許認可申請書類の作成や相談業務などを行う法律の専門家です。

業務内容は書類作成、許認可申請の代理、相談業務と多岐にわたり、法務部や総務部などでの活躍が期待されます。

受験資格には年齢、学歴、国籍の制限がなく、法律関係の資格の中では比較的難易度が低いといわれています。

参照:日本行政書士会連合会「行政書士の業務」

電気主任技術者

電気主任技術者は、電気事業法に基づく国家資格であり、発電所や変電所、工場、ビルの受電設備や配線といった電気設備の保安監督の業務を担います。

資格は、扱う事業用電気工作物の電圧によって第一種、第二種、第三種に分かれています。事業主は法律により、保安の監督者として電気主任技術者を選任することが義務付けられています。

有資格者の高齢化と再生可能エネルギー設備の増加に伴い、今後電気主任技術者の需要が高まることが推測され、転職市場で非常に有利な資格といえるでしょう。

参照:ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター「電気主任技術者って何だろう?」 

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営戦略、マーケティング、財務管理などの知識を持ち、中小企業の経営支援を行う国家資格です。

中小企業の経営に関する相談や問題点の洗い出しなど、企業へのコンサルティングを行います。

日本企業の99.7%が中小企業であるため、中小企業診断士の需要は広範です。製造業、小売業、サービス業など様々な業界でその能力を発揮できるでしょう。

参照:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小機構について|日本を支える中小企業」

管理業務主任者

管理業務主任者は、マンションの管理組合への管理委託契約における重要事項の説明や管理事務報告を行うために必要な国家資格です。

管理業務主任者と類似する資格にマンション管理士がありますが、立ち位置が異なります。


管理業務主任者は管理会社に所属する業者の立場から仕事をするのに対し、マンション管理士は管理組合の立場から助言を行います。

管理業務主任者とマンション管理士の両方の資格を持つことで、任せられるマンション管理業務が広がり、管理会社や管理組合から高評価を得ることができます。

参照:管理業務主任者とは「一般社団法人 マンション管理業協会」

 

【体験談あり】男性の転職に有利な資格


資格を活かして転職活動をした男性47人にアンケートを実施し、転職理由や、どのような資格が転職に役立ったのか実態を調査しました。

調査内容は主に以下の3種類です。

  • 転職理由
  • キャリアチェンジの理由
  • 実際に転職活動で役に立ったと実感した資格

【アンケート概要】
調査時期:2023年10月29日~2023年11月11日
回答数:47件
調査手法:インターネット調査
調査対象:資格を活かして転職活動をした男性を対象
調査実施:インターネットリサーチ会社

調査内容の結果をそれぞれ見ていきましょう。

転職理由

転職した理由で最も多かったのは、「給与・待遇面での不満」でした。具体的には、「給与が不安定だから」「営業ノルマが厳しかったから」などの理由が挙げられています。

特に家庭があって、家計を支える立場にある男性の場合は、仕事をする上で給与の優先順位は当然高くなるでしょう。

キャリアチェンジの理由

アンケートの結果、主に以下のようなキャリアチェンジの理由がありました。

キャリアチェンジの理由 コメント
ワークライフバランスを重視したいため
  • パワハラと長時間労働からの脱却
  • 営業ノルマのない職への転職
  • 接待の無い事務職への転職
経済的安定のため 家族を養うための安定思考で公務員を目指す
ライフステージの変化に対応するため
  • 体を使う仕事から頭を使う仕事への転職
  • 高齢になった際の体力作業のつらさを考慮した転職

アンケート結果からは、キャリアチェンジの理由として、単に経済的な理由だけでなく、自身の健康・ワークライフバランスなど、生活の質も重視していることが読み取れます。

実際に転職活動で役に立ったと実感した資格

アンケート結果によると、実際に転職活動で役立った資格で多かったのは、日商簿記2級でした。

具体的には、「日商簿記2級の資格と銀行に勤務していたという実績が買われて、転職に成功した」「日商簿記を取得したことで、会社の利益や売上などのマネーフローが把握でき、組織から重宝された」などのコメントがありました。

日商簿記は、幅広い業種や職種で経理・会計知識を活かせる汎用性の高い資格といえるでしょう。


自分の年齢・キャリアに合わせて転職に有利な資格を取得しよう


ここまで、年代別に男性の転職に有利な資格を解説しました。

20代は未経験の分野へ転職できる可能性が高い年代です。経験よりも可能性が重視される新しい分野への転職も視野に入れて資格を選ぶことができます。

一方、30代や40代は仕事において一定の専門性や経験を積んでいる場合が多く、これまでの実務経験を活かしながら専門性を高められる資格を選ぶと、キャリアアップにつながるでしょう。

競争の激しい転職市場で一歩リードするために、自分の年齢やキャリアの段階とを照らし合わせて、転職に有利な資格を選びましょう。


転職市場で価値の高い人材になるためには会計知識も身につけよう!


転職市場での価値を高めていくためには資格だけでなく、会計知識も身につけると良いでしょう。

会計知識を身につけることで、企業の財務状況を把握し適切な判断を下す手助けをすることができます。

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